山陽新聞 進学ガイド

岡山県と近県の大学、短期大学、大学校、専門学校案内の決定版

close

閉じる
進学ことはじめ

マネー&ライフ編(2)進路先別、在学中の費用を算出せよ!

2018/03/27
マネー&ライフ編(2)進路先別、在学中の費用を算出せよ!

●大学?短期大学?専門学校?進学先によって異なる進学費用

在学中にかかる費用は、進学先によって異なります。
日本政策金融公庫が平成27年に実施した調査によると、1年間ひとりあたりにかかる平均の在学費用は

大学が141.1万円
短期大学が132.9万円
高専・専修・各種学校が125.6万円となっています。

在学期間トータルの費用を考える場合には、入学費用+(年間あたりの在学費用×在学年数)+通学費または下宿などの生活費+サークル活動などに伴う出費などを算出する必要があります。まずは入学前に、どのくらい必要になるか計算しておきましょう。

 

●進学したいのは、国公立? 私立? 文系? 理系?

進学する学校が国公立か私立か、専攻が文系か理系かによっても、在学費用は変わります。
日本政策金融公庫による平成27年に実施した調査では、

国公立では年間93.9万円
私立大学の文系では年間142.2万円
私立大学の理系では年間178万円となっています。

また私立の短期大学に進学した場合には年間144.7万円となりました。
一般的に私立大学の在学費用は、理系だと国公立大学のおよそ1.9倍、文系だとおよそ1.5倍となっており、私立大学の方が高くなっています。

 

専門学校は、専攻によって在学費用が大きく異なる

専門学校に進学する場合、学ぶ内容によって在学費用が大きく異なります。専門学校の入学金をのぞいた費用の内訳としては、授業料、実習費、設備費の3つが主なものとして挙げられます。

授業料は通常の講義を受けるための費用、実習費は調理実習や保育実習など座学以外に必須となる現場での実習にかかる費用、設備費は校舎や実験室などの維持費に加えて冷暖房費光熱費などが含まれています。

特に実習の多い分野を専攻する場合には、実習のための機材や材料などに費用がかかるため、他の分野よりも一般的に在学費用が高くなる傾向にあります。また在学期間も分野によってまちまちなので、一年間の在学費用×在学年数で総額を把握しておく必要があります。

 

参考)平成28年度 専修学校各種学校調査統計資料
https://tsk.or.jp/pdf/dw-toukeiH28no2c2.pdf
※別サイトを表示します