山陽新聞 進学ガイド

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進学ことはじめ

マネー&ライフ編(1)進学には、いくらお金がかかる?

2018/03/27
マネー&ライフ編(1)進学には、いくらお金がかかる?

将来の夢をかなえるためには、どんな道に進むにせよ、進学にお金がかかります。
実際にいつ、どのくらいの費用が必要になるのか、あらかじめ把握しておきましょう。

●盲点は「受験費用」。交通費、宿泊費も考えておこう。

進学費用というと、つい授業料のことだけを考えがちですが、実は受験する時点でさまざまな費用が発生します。

まずは、受験料。
国公立大学を受験する場合、センター試験では受験する教科数で受験料が変わり、3教科以上で18,000円、2教科以下だと12,000円かかります。また二次試験の受験料は17,000円です。私立大学だと受験料は25,000~35,000円程度が目安となりますが、医歯科系など受験する学部によってはより高額になります。短期大学は大学とほぼ同額の受験料がかかります。
専門学校の場合は、専攻する分野によって受験料が10,000~30,000円程度と幅があるようです。(2018年3月現在)

[受験料の目安]

なお、受験する学校が遠ければ、交通費や宿泊費も発生します。
第一志望の学校だけでなく、第二志望、第三志望と複数校受験すれば、その分費用もかさみ、たとえば国公立大学1校に私立大学2校を併願した場合に、受験料だけで10万円を越えます。
受験校を選択する時点でいくら費用が発生するか、あらかじめ確認しておく必要があります。

●入学金の納入時期はいつ?初年度の出費はかなり多い。

もうひとつ確認しておきたいのが、入学金や学費の納入時期。
たいていの学校では、入学金は前期授業料と一緒に収めるようになっており、納入期間は合格発表後1~2週間内というケースが多く見られます。つまり、入学前にまとまった学費の納入が発生するため、直前になって支払いができないことにないよう、あらかじめお金を用意しておく必要があります。

また、複数校受験する場合、先に合格発表があった学校の入学金や授業料をとりあえず支払う必要が出てきます。後から合格発表のあった学校に進学する場合には、先に支払った学校の入学金は入学辞退届を出しても戻ってこないことがほとんどです(授業料は返還されます)。このため、入学しない学校に支払うお金も、用意しておく必要が出てきます。

このほかにも、教科書代、施設費、一人暮らしを始める場合には家探しの費用、生活用品の購入費用など、様々な出費が発生します。学費以外のこうした出費もあらかじめ計算しておくことが必要です。

●進学先によって異なる卒業までの費用。在学中にかかる費用も計算しよう。

進学する学校が大学か、短期大学か、大学校か、専門学校か、あるいは私立か、国公立か、さらにはどんな分野を志望するかによって在学中にかかる費用は変わってきます。加えて自宅から通うか、寮や下宿から通うかで年間の出費も大きく変動します。
まずは在学中にどのくらい必要なのか、確認しておきましょう。