山陽新聞 進学ガイド

岡山県と近県の大学、短期大学、大学校、専門学校案内の決定版

close

閉じる
進学ことはじめ

アンケート調査編(2)徹底調査!先輩たちのアルバイト事情

2018/03/27
アンケート調査編(2)徹底調査!先輩たちのアルバイト事情

学校生活の合間にアルバイトをしている人たちは、どんな風に働いているのでしょうか?大学、短期大学、専門学校に進学した先輩たちに、在学中のアルバイトについて詳しく聞いてみました。
【調査時期:2018年3月/対象:10~20代男女100人/ウェブ上のアンケート調査】

●週何日、1日何時間くらい働いていたの?

長期休暇以外の、学校がある時期の先輩たちの働き方で一番多かったのは、「週3~4日」で約5割。二番目に多かったのが「週1~2日」で2割を越えました。また「特に決めていない」という人も1割強いました。さらに「1日あたり平均何時間働いていましたか?」という質問に対しては「3~4時間」が約3割と一番多く、2番目の「4~5時間」が2割強、3番目の「5時間以上」が約2割となりました。

ちなみに専攻別にアルバイトを週に何日しているかという傾向を見ると、文系は週3~4日コンスタントに働く人が6割強と多いのに対して、理系は約4割にとどまっています。今回の調査では、理系は文系よりも全体的に働く時間が少ない傾向が見られました。理系は授業や研究室などで実験などの割合が多く、終わりの時間が読めないこともしばしばです。このためアルバイトのスケジュールを立てにくいことや、卒業に必要な単位数が文系に比べて多くなりがちなので、結果的に学校にいる時間が長くなり、アルバイト時間にも影響しているようです。

●どんなアルバイトをしているの?(複数回答可)

<アルバイト種別>
飲食系-日中(カフェ・レストランスタッフ)
講師系(塾講師・家庭教師)
単発系(イベント、試験監督、交通量調査)
レジ系(コンビニ、スーパー、ファーストフード店員)
肉体労働系(引っ越し業・ガードマン・土木)
飲食系-夜間(居酒屋・バー)
事務系(事務・コールセンター)
作業系(仕分け・組み立て)
接客系(ブライダル・ホテル)
在宅系(在宅ワーク)
遠征系(リゾート地)
その他


では実際に、先輩たちはどんなアルバイトをしているのでしょうか。今回の調査では、特に男女によって選ぶ仕事の種類に違いが見られることがわかりました。

男性の場合、第一位は「講師系(塾講師や家庭教師)」で約4割、続いて「単発系(イベントスタッフや試験監督、交通量調査員など)」、「レジ系(コンビニやスーパー、ファーストフードなど)」がどちらも約3割でした。

女性の場合は、「接客系(カフェやレストラン)」が一番多くて約5割、続いて「講師系」と「単発系」が多く、各2割強でした。また学校の専攻が理系の場合、「教育系」のアルバイトを経験している人が4割を超えており、多い傾向が見られました。

「講師系」のアルバイトを選んだ理由としては、「時給が高いから」や「勉強してきたことが活かせるから」などを挙げる人が多く、「単発系」を選んだ人は「時間が空いたときに単発でできる仕事だから」などの理由を挙げていました。「接客系」を選んだ理由としては、「自宅から近かったから」、「賄いつきだから」、「学校後に働けるシフトだったから」などがありました。

●アルバイトで、どのくらい稼いでいるの?

では、実際に先輩たちはアルバイトで1ケ月にどのくらい稼いだのでしょうか?

1ケ月の平均収入を聞いたところ、約半数が「5万円以上10万円以下」と答えています。次いで「2万円以上5万円以下」が約4割でした。なお「10万円以上」と回答した人は、週5~7日など勤務日数が多かったり、時給の高いアルバイトをしているという特徴が見られました。また、一番割合が多い「5万円以上10万円以下」と回答した人は、複数の仕事を組み合わせるタイプと、ひとつの仕事でシフトを多くしているタイプが見られました。

先輩たちは、忙しい学校生活の中で、上手にアルバイトを組んでいる様子がうかがえます。みなさんも、今後アルバイトを考える際には、先輩方の働き方を参考にしてみてください。