山陽新聞　進学ガイド

そろそろ高校を卒業した後の生活が気になってくる頃。高校生活と、高校卒業後の生活とでは、必要になるものも変わってきます。今回は、多くの先輩たちが新生活に入る準備として必要になったものについて解説します。

●パソコン　レポートを書くなら必須！

進学後に必要となるものとして挙げられるのがパソコンです。
今までスマホで間に合っていた人も、進学後にはパソコンが必要になることが多いようです。

たとえば大学の場合、履修登録はスマホでできても、提出形式がワードなどのOfficeソフトで指定されたレポートの作成や資料の受け渡しにUSBメモリやCD-Rを使うようになると、パソコンが必要になってきます。

そのほかにも、研究発表やプログラミング、さらには就職活動のエントリーの際に使う場面も。
学生が自由に使えるパソコンを用意している学校もありますが、混雑して使えないこともあります。

自宅でも学校でも好きな時に使えるように、13インチ程度で1.5kg以下を目安にノートパソコンを選ぶと、持ち運びがしやすいでしょう。ただしパソコンを使って何をするかによって選ぶ基準も変わるので、家電量販店で自分に合うものはどれか店員さんに相談してみましょう。
また一人暮らしを始めるなら、プリンターやネット回線なども同時に確認し、最適なものを選びましょう。

●洋服　制服から私服へ。特に初年度は洋服代がかかる！

入学式のことを考えて、スーツ一式をそろえる人も多いよう。入学式の服装に特に指定がない場合でも、ほとんどの人がスーツを着るようです。スーツを買うと、スーツに合うシャツや靴、バッグなども一緒にそろえることになります。就職活動にも使えるベーシックなものを一式持っておくと、改まったアルバイトの面接時やインターンシップ、冠婚葬祭などの時にも使えます。

また、学校の制服があった高校生活と違って、卒業後は毎日私服で過ごすことになります。ファッションに使えるお金には限りがあるので、着回ししやすいものがオススメ。オープンキャンパスの時に、先輩たちがどんな服装をしているのかチェックしておきましょう。

一度に全部そろえるのは大変なので、新生活が始まる前から少しずつ買い足していくといいでしょう。
ちなみに、女性は洋服に合わせて化粧品一式をそろえる人もいるようです。

●スマートフォン　連絡やスケジュール管理に必須！

新生活が始まると授業やゼミ、サークル、アルバイトなど、様々なスケジュールを自分で管理することが求められます。そこで必要になるのが、スマートフォンです。スケジュール管理が容易にできることはもちろん、新生活が始まると電話やメールよりもLINEなどのアプリやSNSでコミュニケーションを取ることが多くなるため、高校の時にスマートフォンを持っていなかった人も、必須になる可能性大です。

なお、スケジュール管理に関して言えば、すでにスマートフォンを持っている人は手帳を補足的に使うのもおすすめ。それぞれのメリットを活かして上手にスケジュール管理をしましょう。

＜スマホでスケジュール管理アプリを使うメリット＞

・移動中でも予定の書き込みや確認が簡単にできる

・リマインダーを使えば予定を忘れてしまいそうな時にも通知が届く

・手荷物を増やさなくて済む

・サークル仲間や家族など複数人とのスケジュールの情報共有がしやすい

＜手帳を使うメリット＞

・電話をしながらでも予定を確認したり書き込んだりできる

・バッテリー切れなどを気にしなくて済む

・開けばすぐに書き込めて一目で全体のスケジュールを確認しやすい

・絵を描いたりシールを貼ったり、自分好みにアレンジして使うことができる

リストアップしてみると、新生活に向けて必要になるものは意外と多いことに気づきます。
入学を機にひとり暮らしを始める人は、上記のアイテムに加えて、家具や家電などの生活必需品をそろえる必要も出てきます。直前になって慌てないように、今から少しずつ準備を始めてはいかがでしょうか。

特に受験勉強に疲れた時には、新生活を具体的に想像してみることで、きっとモチベーションもアップしますよ。