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進学ことはじめ

アンケート調査編(7)奨学金の受給額ってどのくらい?返済は?先輩たちの奨学金事情

2018/08/30
アンケート調査編(7)奨学金の受給額ってどのくらい?返済は?先輩たちの奨学金事情

奨学金を利用した先輩たちは、月にいくらくらいを受給していたのでしょうか。
そして返済はどのようにしたのでしょうか。大学、短期大学、大学校、専門学校に進学した先輩たちに、奨学金の受給額や返済について聞いてみました。

【調査時期:2018年6月/対象:20代男女100人/ウェブ上のアンケート調査】


●ズバリ聞いた、先輩たちの受給額。

1ケ月あたりの奨学金受給額を聞いたところ、
受給対象者全体では「3~5万円未満」という回答が3割を占め、一番多くみられました。
一方、自宅外通学者だけを対象に受給額を見てみると、「5~7万円未満」という回答が全体の半数を占めています。

受給対象者全体の受給額と比較すると、自宅外通学者の方が、受給額が高い傾向にあることが分かりますが、これは、自宅外通学者は大学に納める学費に加えて、居住費や毎月の食費などの生活費が別途必要となることが反映された結果だと考えられます。

さらに国公立大学と私立大学という区分で受給額を比較してみると、一般的に授業料が掛かるとされる私立大学の方が、支給される月額も高いという傾向がみられました。

ちなみに、日本学生支援機構の奨学金を利用した場合、基本的には進学する学校の設置者(国公立もしくは私立)と通学の形態(自宅通学もしくは自宅外通学)により、支給される奨学金の月額が決まります。アンケート調査の結果と同様に、それぞれの学校や生活にかかる費用が考慮されて、受給額に反映されているようです。

https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/kingaku/index.html



●月にいくら返済している人が多い?

それでは、奨学金返済額は1ケ月あたりどのくらいの額を返済している人が多いのでしょうか。
今回の調査では「1~2万円未満」と回答した人が6割弱を占めており、圧倒的に多いことがわかります。

ちなみに返済額に関しては、学校の設置者や通学形態の違いによる返済額の差はほとんど見られませんでした。


また4人に1人は返済額について「わからない」と回答しています。
日本学生支援機構の調査によると、申込手続きを行う段階では奨学金に返済義務があることを知らない人がいるとのこと。

中には奨学金を借り終えてからや、返済の延滞催促を受けてから返済の義務があることを知る人もいるようで、受給中には返済への意識が低い人がいるという状況がうかがえます。


●返済は長期戦。返済期間はどのくらい?

返済にかかる期間についてはどうでしょうか。
一番多いのが「20年以上」という回答で、全体の約3割を占めているものの、返済にかかる期間は人によって大きく異なるようです。

機関によっては、返済額の全額もしくは一部を繰り上げて返済することができる制度もあり、早期完済が目指せます。

一方で、収入の減少や、思わぬ出費などの事情により、返済が遅延してしまう場合もあるようです。返済に関しての情報は、各機関がウェブサイトなどに掲載しているので、定期的に確認してみると役立つ情報が得られるかもしれません。


ここまで先輩たちのリアルな奨学金事情を理解したところで、「アンケート調査⑧」では実際に奨学金を利用してみて感じた満足・後悔、奨学金利用へのアドバイスについて調査しています。さらに詳しい内容を知りたい方はそちらもご覧下さい。