岡山県と近県の大学、短期大学、大学校、専門学校案内の決定版
2022年4月、情報理工学部、生命科学部、
アクティブラーナーズコースの
2学部1コースが新設。
8学部20学科1コース体制の総合大学へ
1964年開学の岡山理科大学は、2022年4月に時代の変革に伴って新たに8学部20学科1コース体制となる。従来の理学部、工学部、生物地球学部、教育学部、経営学部、獣医学部に加え、情報理工学部、生命科学部、アクティブラーナーズコースの2学部1コースを新設。文系・理系の枠を越えた幅広い領域を学ぶ総合大学へと進化し、情報科学や生命科学をはじめとする技術力を育み、時代に必要とされる人材を養成する。
2018年4月、西日本の私立大学としては初となる「獣医学部」を四国の愛媛県今治市(今治キャンパス)に開設。獣医学部では社会のニーズに対応し、国際的にも活躍できる獣医師を育成する「獣医学科」、獣医看護を基盤とした獣医関連専門家(VPP)を育成する「獣医保健看護学科」の2学科を設置。獣医学科と獣医保健看護学科の学生が一緒に受講するカリキュラムも多数設定。
2021年度の教員採用試験正規合格者数は169名(2022年1月現在)。例年、全国の理工系大学でも有数の合格実績を誇り、卒業生約5,000名が小学校・中学校・高等学校などの教員として活躍している。こうした実績を背景に、2016年には教育学部が誕生。初等教育学科では小学校教諭を、中等教育学科ではコースごとに英語、国語の中学校・高等学校教諭を目指す。
恐竜学博物館は、岡山を中心とした地域の自然科学教育と普及に貢献することを目的として、2018年に設立された。この博物館では、標本だけでなく、モンゴル・ゴビ砂漠での発掘調査から研究に至るプロセスも展示している。2020年4月にはメイン展示室を一新し、恐竜をはじめとする生物の進化と地球環境の変遷を具体的に学習することができるようになった。恐竜学博物館は、自然科学分野の教育拠点としての役割と、日本国内の恐竜研究拠点としての役割を果たしていく。
理工系が中心で県外出身者の比率が比較的高く、広域にわたって知名度があるのが特徴。在校生の出身地は北海道から沖縄まで幅広い。
2021年度実績
岡山キャンパス・今治キャンパスでは、11月に開催される学生たちの一大イベント。各クラブ・サークルによる模擬店、プロコンサート(岡山キャンパスのみ)などがある。ステージでは、開会式、オープニングセレモニー、各クラブ・サークルの演奏会、演武会などが行なわれており、大いに盛り上がっている。※2020年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、開催しておりません。
学生の約7割が県外出身者のため、就職先も全国に広がっている。近年は地元での就職を希望する学生が増加傾向にあり、卒業生の約半数が地元で活躍している。また、大学院への進学についても各学科とキャリア支援センターがバックアップし、3年次には「大学院進学説明会」も実施している。 2021年3月卒業生実績
實吉准教授の専門である地質学と、大学で行っている恐竜の化石発掘や古生物学的研究、そして現在の生物学的な視点を結びつけ、これまでとは異なる新たな恐竜研究の姿を模索。ゼミの学生も参加する、異なる分野や学部学科を横断した共同研究を通して、新たな研究分野の開拓に挑戦している。
最近は、デジタル技術の発達によって多角的な視点からデータを取得でき、中学・高校の部活動からプロスポーツまで練習や試合に活用されるようになっている。久永准教授のゼミでも、地元プロサッカーチームのファジアーノ岡山と連携し、試合で収集したデータの分析する作業を学生と共に実施。スポーツに関わる人材の育成にも力を注ぎたいと考え、「サッカー日本代表のW杯優勝に貢献すること」を今後の最終目標としている。