岡山県と近県の大学、短期大学、大学校、専門学校案内の決定版
10学部8研究科1プログラムを設置。
SDGs研究推進大学として、
岡山から世界に向けて
新たな価値を創造・発信する
広大な敷地に10学部8研究科1プログラムを擁する国⽴の総合⼤学。“⾼度な知の創成と的確な知の継承”を理念に掲げ、2021年度には工学系学部を統合再編するなど、常に時代に即した学びの基盤を構築している。また「SDGs研究推進大学」として持続可能な社会の実現を目指し、新たな価値を創造し続ける研究・教育を積極的に展開している。
SDGsの達成に貢献する諸活動を、学生一人ひとりの主体的な深い「学び」につなげるため、SDGs関連科目が充実。2019年度から全新入生を対象に「岡山大学×SDGs入門」と題したSDGsガイダンス科目を開講している。「SDGsとは何か」、「岡山大学のこれまでの取り組みについて」について語りかけながら、新入生がそれぞれの学びを実践する「自分ごとSDGs」への手がかりを探る。
https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
2017年10月に設置されたグローバル・ディスカバリー・プログラム。多様性をキーワードに世界各地から集まった海外生(留学生・帰国生など)と国内生が同じクラスで学び、協働している。29カ国235名の学生が在籍(2022年3月現在)。プログラムでは、学生一人ひとりの関心や将来の目標にマッチした、多彩な科目履修を通じて専門知識を身に付け、グローバルな課題解決に向けて行動できる人材を育成。専任教員のもと、主に英語で学ぶディスカバリー専修トラックでは、英語の文献を読みこなし、自分の意見をまとめて表現することで得られる深い学びを提供している。2021年度に第一期卒業生を輩出。
https://discovery.okayama-u.ac.jp/jp/
岡山市中心部にあり、津島キャンパスと鹿田キャンパスの広さは、東京ドーム16個分に相当する。岡山駅から自転車で15分程の距離で、坂道も少なく通学しやすい。150年の歴史をもち、10学部1プログラムを擁する日本屈指の総合大学で、約13,000人の学生が在籍している。
■2021年4⽉の学部⼊学者2,284⼈のうち、29%が県内出⾝者、69%が県外出⾝者、その他2%。県別では、岡⼭県656⼈、兵庫県366⼈、広島県173⼈、⾹川県166⼈、愛媛県149⼈、⼭⼝県93⼈、鳥取県74人、徳島県64⼈、京都府60⼈、島根県57人、大阪府55人。新幹線で岡⼭ー⼤阪は約45分、岡⼭ー広島は約40分。マリンライナーで岡⼭ー⾼松は約55分。交通の要衝である岡⼭には、関⻄や中四国の各県から学⽣が集まる。また、世界各国61カ国から774⼈の留学⽣が集まる。
SDGs活動の裾野をさらに広げるため、「岡山大学SDGsアンバサダー」制度を設置。岡山大学のSDGsについて「知る」「共有する」「自分ごととして取り組む」を実践している。 2022年1月時点で同学学生を中心に約300人が任命されている。活動には、各個人(又は団体)が自身の責任のもと行う個人活動と大学の支援等を受けて行う公認活動があり、大学公認活動には、“自分らしく”生きていける世界を目指し、LGBTQ+の課題に取り組む「めろでぃー」や、開発途上国の子どもの給食を支援するため、岡山大学生活協同組合でTFT(TABLE FOR TWO)メニューのスパイスカレーを提供する活動など、SDGsを「自分ごと」として取り組んでいる。
https://okayama-univ.com/
学生有志による企画「学生×地域を『食』で応援プロジェクト」を2021年6月に実施。2020年6月に、コロナ禍で経済的影響を受けている学生と、地域の飲食店の双方を支援する「コロナがなんじゃ!Win-Win学生プロジェクト」を実施したのが始まり。同学の学都基金からの援助を基に、地域の飲食店6店舗からお弁当を購入し、学生に配布した。用意した400食は約15分で配り終え、コロナ禍でアルバイトができずに経済的に困っている学生や、打撃を受けている飲食店、双方の支援につなげた。
授業以外のサークル活動も積極的に支援している。津島・鹿田の両キャンパスは近距離にあり、学生はサークル活動を通して学部や学年の垣根を超えた交流を図っている。サークル活動を行う団体は、体育系と文化系などに分かれる125の「校友会クラブ」(部活)と54の「同好会」がある。活動内容や頻度、時間帯や所属人数などがさまざまなので、自分が興味を持った複数の団体の活動に参加する学生もいる。全国大会で優秀な成績をあげる団体もあり、多くの学生が学業やバイトなど他の活動と両立して、キャンパスライフをより充実させている。
岡山大学校友会HPhttp://seikagai.ccsv.okayama-u.ac.jp/
岡山大学同好会HPhttp://seikagai.ccsv.okayama-u.ac.jp/data/association/top/
一般企業ではトヨタ⾃動⾞や東京海上⽇動⽕災保険といった⼈気企業のほか、地元優良企業に多数就職。就職サポートが充実している。 ※2020年度卒業⽣実績
2020年度の学部卒業⽣のうち、民間企業への就職34%、公務員13%、進学者32%、教職員7%、臨床研修医7%、その他7%となっている。理数系学部では、64%の学生が⼤学院へ進学している。
マーケティングの理論を実践的に学ぶケーススタディを重ね、マーケティングの理論に対する理解を深める。その上で実際の商品について、課題やヒットのためのアイデアを抽出し、その可能性を検証するマーケティングリサーチ・プロジェクトに取り組む。昨年は、ゼミ生が約1年かけて消費者調査などを実施し、観光商品を企画。旅行会社と共同で観光商品を発売した。
写真は、自分たちが企画した観光商品のプレゼンを旅行会社で行う学生たち。
水、氷、水溶液、ハイドレートなどを対象に、「なぜ水分子はいつも正しい結晶構造に凍るのか」「水のなかに溶けた分子はどうふるまうか」「ものの溶けやすさ、凍りやすさをコントロールできるか」といった、基本的だが未解明な問題を、スーパーコンピューター「京」を使った計算機シミュレーションや理論を駆使して解明している。
写真は、水の分子模型を手に、学生たちと議論する松本准教授。